「何を考えるか」が定まらない?
自分ではしっかりと考えているつもりなのに、上司から「ちゃんと考えて行動してほしい」と言われてしまうのはなぜなのかを、「ちゃんと考えて仕事をして」と言われるのはなぜ?」に書きました。
このページでは、
⇒「ちゃんと考えて仕事をして」と言われるのはなぜ?
に書きました下記の5つのパターンのうち、4つ目の「考えることが定まっていない」を解説します。
1.難しすぎて思考停止
2.悩んでしまっている
3.考える環境が整っていない
4.考えることが定まっていない
5.気づかない
「何を考えるか」を決めることが重要
「さあ、考えてください!スタート!」
と言われて、考えがスルスル展開する人はいませんね。必ずこう思うはずです「何を考えるの?」と。
この、「何を」に当たる部分がぼやけていると、いくら考えても考えはまとまらず、ぼやぼやと何かを思うだけで終わってしまいます。
だからと言って、「3+4=7」について考えてくださいと言われても、「えーっと、そりゃ7になるし…たし算について考えるのか? 何を? 3と4と7という数についてかな? 3より4は大きく、それより7は大きい。え…何???」と路頭に迷ってしまいます。
これが、「3+4=7が本当に正しいかどうかを考えて下さい」とか、「3と4を使って7を表す別の方法を考えてください」であれば、まだ考えようはあるでしょう。
考えるためには、その為のなるべくハッキリと「何を考えるかを決めること」が必要なのです。
小論文のタイトルが「海とは何か」だったら?
このまま「何を考えるか」を「海にについて」と捉えて書き始めるとこんなふうになるかもしれません。
「海とは地球の表面を覆う陸地以外の部分です。太平洋、大西洋、インド洋などがあり、地球の表面積のおよそ4分の3を占めています」
さて、この続きはどうしましょうか。こうやって説明を少しかいただけで書くことが無くなってしまうと悩む人も多いようです。これは、「何を考えるか」が「海について」と広域すぎるために起こる行き詰まりです。
タイトルの「海とは何か」を自分なりに分析し、発想を飛ばして「何を考えるか」を見つけます。「海の歴史を海の生き物と共に辿る」ことで「海とは何か」を論じてもいいですし、「地球とほかの星との違いとしての海の存在」をメインの話に据えてもいいでしょう。「海がどうやって誕生したのか」でも何か書けそうです。
こうやって「何を考えるか」が決まると、ようやく思考のスタートラインに立てます。スタートラインを探しているだけでは、「考えている」とは認めてもらえないのです。
「何を考えるか」を決めるには
考えているのに「ちゃんと考えて」と言われてしまう人は、この「何を考えるか」が定まっていない場合が少なからずあります。考えているつもりでも、「何を考えるか」がぼやけているので思考が進んで行かず、「ちゃんと考えて」とか、「考えてる?」と指摘されてしまうのです。
では、「何を考えるか」はどう決めればいいのでしょうか?
考えるを定める1:人は比較が得意
人は常に「比較」をしてしまう生き物です。テレビを見れば、「あの芸人よりあの芸人のほうが面白い」とか、「あのタレントは誰々に似ている」とか、「昔はこうだったけれど今は…」とか、「こう見えるけれど実はこうだ」など、様々な角度で比較をしてしまいます。
それだけ、「比較」は自然に起こってしまう脳の思考で、簡単に行えることであると言えます。
「何を考えたらいいのかわからない」のであれば、「比較」を始めてみると、思考が動き出すでしょう。
考えるを定める2:「なぜ?」を見逃さない
疑問に思ったことを、「思った」だけで終わらせずに、「考える」に繋げていくと「何を考えるか」が定まりやすくなります。調べることも出てくるでしょうし、調べればまたほかの疑問が浮かぶかもしれません。
「なぜ?」と感じたらそれは「自分の感性が生んだ自分らしい考えを産むチャンス」と捉えて、その疑問を解消してみてください。
「ちゃんと考えて」と言われたとき、その言葉が「どう考えてもそれはおかしいでしょう。疑問を持ってくれないかな」の意味を含んでいるのであれば、その「なぜ?」が答えであるかもしれません。
考えるを定める3:紙に書く
思っていることをどんどん紙に書いてみましょう。すると、自分の頭の中が可視化でき、思っていることがまとまっていきます。
そこから、「これはどういうことだろう?」と疑問が見つかったり、ああ、こういうことかと理解が深まったり、「あれ、自分は何も考えていないな?」と気がついたするでしょう。
紙に書くときは、「きれいに書こう」とか、「箇条書きにしよう」とか、「これは書かなくていいことかもしれない?」とか、余計なことは気にせずに、とにかく文字にすることを優先して書き出していきます。
余裕があれば関連する言葉は線で繋げておくと、後で見返したときにわかりやすいうえに、関連する言葉が浮かびやすくなるのでお勧めです。
考えるを定める4:目線を切り替える
たとえば「桃太郎」を考えてみます。このとき、話の全体である鬼退治までのストーリーを考えるのか、「きびだんご」とか、「桃太郎の髪形」について考えるのかでは目線が異なります。
向上で作る商品に問題が見つかったのであれば、製造ラインのどこで問題が起きたのかを細かい眼線で調べるでしょう。ある店が毎日15時になってようやく店を開け、お弁当を販売し、「お弁当が売れない」と嘆いているとしたら、これはお弁当の味以前に「開店時間が15時」という大きいな問題を解決しなければいけないとわかるでしょう。
目線の切り替えて、「どの角度から考えるのか」を日頃から意識するだけでも、問題の見え方が違ってくるはずです。
まとめ
考えることが定まっていないと、考えが進みません。
考えることを定めるには、下記の方法がお勧めです。
1.比較をする
2.「なぜ?」を見逃さない
3.紙に書く
4.目線を切り替える