ロジカルシンキングは左脳の仕事なのか
よく、左脳と右脳の働きがちがうと言いますよね。実際に確かに違いはあります。左脳は言語脳、右脳は非言語脳と言われ、言葉を紡ぐときは脳の左半分が活性化しています。
ロジカルシンキング(論理的思考)は、「思考」ですから、言葉を使っています。言葉を使わずに考えるなんてできるはずはありませんよね。人に伝えるときも、書くときも、ロジカルシンキング(論理的思考)を使う場面では言語を必要とします。
ですから、ロジカルシンキング(論理的思考)は言語脳である左脳を利用しています、ということですね。
右脳(非言語脳)はロジカルシンキングに不要?
論理的に考えるとき、右脳は眠っているのでしょうか?
結論から言いますと、決してそんなことはありません。
右脳は非言語脳で、言語以外のことを担当します。その記憶力や処理能力は左脳を大きく上回り、比べ物にならない能力を秘めています。
その証拠に、たとえば風景の写真を見せられて、写真を見ていない人に正確にその写真を伝えられるかを考えてみてください。右脳君から、言語化して左脳君に伝えるのはこんな感じの作業です。右脳は1秒で理解し、絵で見たものは覚えやすいのに、左脳にはさっぱりです。
漫画にすると難しいものもわかりやすいのは、右脳の力を借りることができるからです。教科書に乗っている挿絵とか写真って、結構覚えてしまうものですよね。
しっかり考えたいときや、ちゃんと伝えたい時、図にしたり、絵を入れたりしませんか? これは右脳の力を借りて、理解を深めるための作業です。
論理的に考えたいときに右脳の力を借りると、思考は整理され、深く考えられるようになります。
思考は左脳と右脳の共同作業がいい
言葉ばかりで考えて行き詰まったとき、ペンを用意してA4かA3くらいの紙を一枚目の前に置いてみましょう。
そして、思いつくままに単語を書いて、その関係性を線でつないでみます。思いついたものが単語でなく絵であっても構いません。その時はそのまま絵を描きます。
イメージを紙に落としていくことを意識して行うと、頭の中が整理されていきます。思考の歯車を右脳に手伝ってもらうことで、進めやすくしているのです。
ときどき、意識して右脳にバトンタッチしてみるのもいいでしょう。言葉よりも映像を思い浮かべてみるのです。「どうしてミスをしたんだろう?その原因は…?」と考えて、思考が行き詰まったのなら、「ミスをした自分を客観的に遠くの視点から見てみよう」と映像で自分を見つめてみるというのも新たな視点になれるでしょう。
ロジカルシンキング(論理的思考)は、左脳ばかりに頼らず、左脳と右脳、つまりは言語脳と非言語脳の共同作業を意識するとうまくいくことが多いのです。