永遠の命とはかない命、どちらを選びますか?
あなたはある日、1人で森の中を歩いていました。
すると、突然目の前に、森の精霊を名乗る怪しい生物が現れ、突然あなたに魔法をかけました。
そして、その森の精霊と名乗る生物がこんなことを言ったのです。
「あと50日の命か、地球が滅びるまで生き続ける永遠の命のどちらかいいか、選択してください。
選択しないことはできません」
どちらを選択しても、その時がきたら安楽死で旅立てるようです。
どうやらこれは本当に選ばなければならないようです。
どちらを選択しますか?
※この思考実験は、ワニブックスさんから出版させていただきました「究極の思考実験」に収録されています。
何を聞かれているか?を考える
たとえば次のように「要するにどういうこと?」と聞かれたと想定して、どう答えるかを考えてみてください。
▼答えの例
50日の命か地球が滅びるまでの命か、どちらがいいのか?
自分の意見とその理由を考える
どちらを選ぶかを決めたら、その理由を考えてください。
このとき、脳内で会話をするように思考を展開していくと、考えをすすめやすくなります。
なるべく論理的に脳内会話をしていきましょう。
⇒ロジカルに思考実験を考えるには
「永遠の命VSはかない命」のアンケート結果
独自に取ったアンケートの結果を掲載します。自分の意見とどう違うのかと深堀りしたり、違う意見の人の思考を理解しようとしたり、考えの幅を広げるように意識しながらご覧ください。
あと50日の命を選択した人の意見
地球が滅びる頃には人類もほとんどいないと思う。
まともな生活もできないと思う。
だったら早くラクになりたい。
永遠の命はさすがに長すぎて地獄みたいな辛さがあると想像できるから。
永遠の命も聞こえはいいかもしれませんが、たぶん最初だけだと思います。自分が生き続ける中、友人や家族は息絶え、環境だけが変わり続け自分ひとり取り残されて生きてくような気がします。
それなら、50日という短い人生を全力で生きたいと思います。
人が入れ替わらなければ成長しないためです。
他にも同じ境遇の人間がいて、永遠の命を選択した場合、進化出来ずに人間や、地球上の全世界が衰退しそうな気がします。
永遠に生き続けるのは大切な人との別れもあるだろうし、一日一日を適当に過ごして楽しくなさそうだから。
あと50日の方が毎日楽しく悔いの無いよう生きられそう。
もし、永遠の命が得られたとしても、その日々の質ははかない命の方が上回る気がする。
地球が滅びるまでの命を選択した人の意見
死ぬのは恐いから先延ばししたいから
一瞬迷いました。あと50日を悔いなく生きるも良いかな…と。でも、家族が悲しむでしょうから、永遠の命を選びます。
自分の中で生きているうちにどうしても成し遂げたいことがあるので、できる限り長生きしたいから。
孫の成長を見たいので、50日で亡くなるのは嫌です。
そして、危険過ぎて人間の力では助けられないような人たちを救助したいです。
長生きするのが幸せだとは限らないと思っていますが、あと50日の人生は短すぎます。
今の年齢と家庭環境を考えると、家族のためにも50日で死ぬわけにはいかないので、消去法で永遠の命を選択しました。しかし、あと数十年後に同じ質問をされれば、はかない命を選択するのではないかと思います。
生き続けられるのであれば、やりたいことにどんどん失敗しても挑戦し続けれるからです。
この思考実験の最終的な答えは?
意見を読んで、どう感じたかを思考してみてください。
人によって、ここで意見を変えるかもしれませんし、やはり最初の意見を変えないかもしれません。
どちらが正しい意見ということもありません。大切なのは「自分の意見」を持ち、それを論理的に考えていくことです。
アンケート結果 割合と多数派
「永遠の命VSはかない命」のアンケートでは、次のような結果となりました。
あと50日の命…55%
地球が滅びるまでの命…45%
「永遠の命VSはかない命」の解説
10%の差であと50日の命が多数派となりました。
50日の命と地球が滅びるまでの命という、極端すぎる選択だったため、10%の差にとどまりましたが、地球が滅びるまでの命を選んだ人の多くに、「さすがに50日では少なすぎる…」という意見が多くあったため、50日の代わりに「3年」くらいだったとしたら、多くの人が3年を選択することになるかもしれません。
地球が滅びるまでの命を、「生きることができる」と取るのか、「死ぬことができない」と取るのかによって選択が変わる思考実験といえます。
ほとんどの人は健康で経済的に困らないのであれば、長生きしたいと思うものでしょう。しかし、長生きも度が過ぎると恐怖が勝ってくるようです。
愛しい人との別れや、自分を取り巻く環境など、どうなるかはわかりません。さらに、身体の自由が制限される可能性もゼロではないでしょう。もしかすると、100年…1000年と閉じ込められるかもしれません。
しかし、一方で、唯一の地球が滅びるまでの命を持った人として、知識や経験が重宝され、何不自由なく楽しい日々をおくることができるという未来も描くことができます。
地球が滅びるまでの命は、プラスが多いのか? マイナスが多いのか? これは、人により考えがかなり異なってくる問いです。
なるべく論理的に自分の意見を固めていくことで、新たな自分の心の内側に気づけるかも知れません。
この思考実験は答えがありませんから、自分の最終的な意見が、あなたの答えということになります。
※この思考実験は、ワニブックスさんから出版させていただきました「究極の思考実験」に収録されています。