考えが深まる場面はこんなとき
1人で考え込んでなかなか答えが出ないとき、誰かに相談したらすんなり方向性が定まったという経験は誰しもあるでしょう。
他にも、こんな経験はありませんか?
中学生や高校生のとき、歯が立たない数学の問題がありました。クラスメイトに聞こうと思い、数学ができるクラスメイトに話しかけました。
「この問題がわからなくて」と聞くと、クラスメイトは言いました。
「その問題の何がわからないの?」
そして、何がわからないかを口に出して説明しているうちに、「ああ!そうか。こういうことか!」とわかってしまうときってありますよね。
口に出すことや誰かに言うことは、自分の脳内を整理し、考えを深め、思考を前に進めるために役立ちます。
しかし、いつも何か考えたいときに人がいてくれるわけではないですし、いたとしても時間を割いてもらうのは申し訳ないとも感じるでしょう。人には言いたくない悩みを解決したいときもあります。
そんなときに役に立つのが、自分同士で会話をすることです。以下「脳内会話」と呼ぶことにします。
自分と仮想相手でしっかり会話をする
脳内会話の会話相手は自分の脳内に作り上げた仮想の相手です。
よく聞かれる「もう1人の自分」というよりは、仮想の聞き手を用意するほうが脳内はより整理できるでしょう。
たとえば、下記のような相手です。
脳内会話の聞き手の例
・9歳の子供
・会社の社長
・物分かりの悪すぎる同僚
・重箱の隅をつつきたがるクラスメイト
・「え?なんで?」が口癖のおばさん
・わからないことがあればすぐに聞くおじさん
・質問することが趣味の頭の切れるヤツ
・悩みにとことん付き合ってくれるご近所さん
その他にもいろいろな人が想定できるでしょう。
脳内会話の聞き手は動物でもいい
あくまで脳内のキャラですから、現実にいそうな人にしなければいけないわけではありません。
脳内会話の相手なので、実際にいるわけないような設定(言葉の話せる犬とか)でもいいのです。
疑問が湧いたとき、理解できない資料に直面したとき、悩みで思考が占拠されたとき、将来について考えたいとき、テレビ番組を見てそれについて考えていたとき、自分自身を見つめ直したいとき…。こんなふうに様々なときに脳内会話をすると、考えていることが整理され、理解が深まり、自分なりの答えが見つかりやすくなります。
脳内会話はロジカルシンキング(論理的思考)を高めるためにも効果的
思ったこと、感じたことを言語化するためには筋道立てて考える力、すなわちロジカルシンキング(論理的思考)力が必要になります。脳内会話は会話をするために言葉を紡がなければなりませんから、その時点で言語化をしていくことになります。
また、脳内会話の相手に「なぜ?」、「それで?」、「つまり?」などと質問をさせていくことで、つじつまの合う答えを探すことになります。話の前後が繋がっていること、その疑問に対して正しく答えること、話をまとめること、これらは全て筋道が通った返事をすることが求められますから、論理的思考力を必要とします。そして、これを繰り返すことで、考え抜くトレーニングができます。
日々の生活中でも脳内会話を
脳内会話をすることで、日々の生活の中で論理的思考力を高めることができます。
テレビの内容についてでも、映画の内容やそれについての感想でも、買うか迷っているもののことでもなんでもいいので、脳内会話で思考を深め、広げ、進めていくことで、論理的思考力は鍛えられていきます。
もし、もうちょっと考える力が欲しいなぁとか、ロジカルシンキング(論理的思考)ができるようになりたいと感じたら、その時は脳内会話を始めてみることをお勧めします。